ふれあい広場  2019 
 かまくらある記 9
№121

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「ス リ ラ ン カ の 旅」 
役員:木幡 雄一 

 

 2月、雪の日本から気温35℃のインド洋に浮かぶ島国、スリランカを訪れた。時差は-3.5時間。
目的は、山頂に宮殿跡が残るシーギリアロックに登ること。また、仏教寺院やその遺跡が多く、世界遺産が7か所もあり、独自の仏教文化に接することです。
 まず、最初に訪れたスリランカ最古の都、アヌラダプラには、日本にはない大きな仏塔があり、また、インドでは枯れてしまった釈迦が悟りを開いた菩提樹の分け木が残っており、この都は聖地として崇められています。驚いたことは、寺院を見学する際にどこでも靴を脱ぎ裸足または靴下で見学する事です。スルランカの人々はむろん裸足です。また、仏像にお尻を向けてはいけない。(仏像と一緒に写真は撮れない)日本にはない習慣。そして、どこの寺院でも大きな経机に沢山の花が盛られていて、熱い信仰心を感じました。国民の70%が仏教徒だそうです。

 
  さて、シーギリアロックは、ジャングルに突然、現れた岩山で、その存在感そのものが素晴らしく、山頂へは、1200段の階段を登り、岩山の中腹にはシーギリア美人を描いた壁画が一部残存していました。 山頂の王宮跡は、約1500年前、当時はクレーン等もないのに、人力でよくも岩山の山頂に宮殿を築いたと感心。周りのジャングルを見下ろす眺めは素晴らしかったが、突然の強風とスコールの為に、急いで下山しました。登り下りの際、70歳以上の方には、サポーターが1名付き、肩や腰を支え補助をしていました。小生は70歳未満で該当せず。残念! これは、登頂者を増やす目的と雇用の確保のようです。 
 
次に訪れた世界的に有名なダンブッラの石窟寺院は、シーギリアほどではないが、ここも岩山、とにかく登る。自然の洞窟5つが石窟寺院になっており、大きな涅槃像や座像や立像が多くあり、壁や天井は、壁画で埋め尽くされていました。また、天井からしたたる聖なる水は、重要な儀式などに使われるのだそうです。スリランカ最後の王朝の都、キャンディは、ブッダの歯が安置されている仏歯寺があり、世界遺産に登録されています。市街は、活気のある市場や道路脇の露店も多く、昭和30年代の日本を思い出しました。

 
 また、スリランカ最大の祭りでゾウの背に仏歯を乗せ、それに100頭のゾウが 練り歩く、アジア三大祭りのひとつエサラ・ペラヘラ祭が有名です。最後に訪れた町、ゴールの旧市街では、大航海時代スリランカがポルトガル、オランダそして英国に支配されていた頃の建物や灯台・時計台等があり、400年あまりの歴史を垣間見ることが出来ました。

 
 スリランカは北海道よりも小さな島、セイロン島で、世界地図でみると、インドの南の右側に位置し、セイロン紅茶でお馴染みの国です。そして、タミル人との内戦終結から9年経ち、現在は、政情も安定し、治安も良く、国民も穏やかで親日的です。戦後の賠償を放棄し、日本の国際社会の復帰に後押しをしてくれたスリランカの首相の一言で、今の日本の形がほぼ決まったようで感謝しなければなりません。まだ、開発途上の国ですが、多くの日本企業も進出し、今後の経済成長が期待できる国です。 
安全な国でしたが、4月、ISによる無差別テロがあり、日本人の方が亡くなり、残念でなりません。