ふれあい広場  2019 
 かまくらある記
№115

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「マイナス15度の世界」 
 会員: 市川 靖子

 冬の厳しい寒さを味わった旅

 北海道に行くの。」と言ったら、友達は皆「こんな寒い時に何しに行くの?」
私は「風邪ひきに行くのよ。」と冗談を飛ばして出かけた。
12月14日から2泊3日で東北海道を訪れた。
帯広空港に近づくと飛行機の窓から真っ白の山々と広大な大地が見下せた。
寒そう・・・北海道は九州と四国を合わせた広さをもつ。
地の果てまで続く広大な雪原の中に一直線に敷かれた道をバスは走った。
何もない白銀の世界。誰もいない。信号はない。
十字路を曲がると再び一直線の道をバスは走り続けた。
よくぞ道を間違わずに運転できるものだと運転手さんに感心する。
行けども行けども一直線の道は伸びていった。
一体どこまで続くんだろう?
日本にもこんなに広いところがあると知って嬉しかった。

 クイズです。北海道には呼び方の難しい地名が沢山あります。さて、いくつ読めますか? 
①長万部 ② 比布 ③ 新冠 ④ 銭函 ⑤ 枝幸
⑥ 真狩 ⑦ 和寒 ⑧ 納内 ⑨厚岸 ⑩ 美唄

 
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阿寒湖の畔に建つホテルに泊まる。阿寒湖は「まりも」で有名だ。
まりもは他の湖でもできるが、ボールのように丸くなるには諸々の条件が必要で
、阿寒湖だけに生息する天然記念物となっている。
テニスボール位になるには150年もかかるそうだ。
翌朝湖畔に出ると、
青空の下朝日が周囲の山々を赤く染め湖面からはもやが立ち上り幻想的な光景だった。
 
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  バスは雪の山道を登ったり下ったり、時に小さな集落をぬけたりして摩周湖へ。
バイカル湖に次いで世界で二番目に透明度の高いカルデラ湖。
流入、流出の河川のない、
許可なしでは人が近づく事のできない貴重な湖である。
「摩周ブルー」と言われている濃紺の湖が白い山に囲まれて静かに横たわっていた。
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次に、噴煙をあげ硫黄の臭いが漂う硫黄山を訪れた。
山のすそ野に黄色い硫黄があちこちに吹き出ていた。
バスはオホーツク海に向け更に北上し標高207mの天都山に登った。
山頂からの絶景が「天の都にいるような心地にさせる程美しい」と言われる天都山。
オホーツク海、知床半島、数々の湖等360度見渡せる大パノラマを満喫した。
 
 
流氷館ではマイナス15度の部屋で濡れたタオルを振ってカチカチに凍らせて寒さを実感した。
いや、「寒い」と言うより「しばれる」がピッタリだ。
耳が痛くなる。早々に退散した。
   
その夜は温根湯温泉泊。
冷えた体を温泉で温めた。翌朝、外の気温はマイナス14度。信じられない。
外に立っていたら凍り付きそうだった。
こんなに厳しい寒さの中で生活している人々は大変だろうな。

北海道は広く、土地や気候、産業や生活、一言では言い表せない多様性がある。
帯広は北海道では比較的暖かく今年の夏は36度の日もあったとか。
あの美味しいジャガイモはどこでも栽培できるわけではなく、
何も採れない不毛の地があることも知った。

東北海道の広大な土地と冬の厳しい寒さを味わった旅であった。
 

 クイズの答
①オシャマンベ ②ピップ ③ニイカップ ④ゼニバコ ➄エサシ ⑥マッカリ ⑦ワッサム ⑧オサムナイ ⑨アッケシ ⑩ビバイ
 皆さんは、幾つ正解できましたか?